AIOffice of Governor Gavin Newsom
カリフォルニア州、独立したAI監査を義務づける全米初の法律を成立
9月9日、ニューサム知事が2本のAI法案(SB813とAB1405)に署名した。AB1405は独立したAI監査人の州登録制度を新設し、独立性・透明性・誠実性の基準を定める。制度は2029年1月1日までに整備され、以後は登録者のみが対象AI監査を実施できる。
解説
この法律は、AIを開発する企業が自社技術を自ら評価する状態を避け、第三者による独立した監査の仕組みを作ることを狙いとしている。カリフォルニア州が近年進めてきたAI・プライバシー関連の法整備の一環で、対象となる「AI監査」は州法順守のための内部統制やプロセスの評価と定義される。義務化は2029年からで、当面は準備期間となる。
HaLVisionの見方
中小企業への直接的な影響はまだ小さく、主に大規模なAIシステムが対象で施行も先です。ただしAIの説明責任や記録を求める流れは今後強まる可能性が高いため、私たちは自社やクライアントがどのAIをどこで使っているかを簡単に記録しておくことをお勧めします。監査の「対象範囲」が今後どう広がるかは注視したい点です。
元記事を読む ↗WebChrome for Developers
Chrome、9月8日のバージョン153から2週間ごとのリリースへ移行
9月8日に安定版のChrome 153が公開され、Chromeはこれまでの4週間から2週間ごとのリリースサイクルへ移行した。デスクトップ・Android・iOSの各プラットフォームに適用される。企業向けのExtended Stableは従来どおり8週間サイクルを維持する。
解説
リリース間隔を短くすることで、新機能や修正がより早く、より小さな単位で届くようになる。頻度は上がるが1回あたりの変更は小さくなるため、大きな不具合が生じるリスクを抑える狙いがある。安定した更新頻度を重視する組織はExtended Stableを選ぶことでペースを緩められる。
HaLVisionの見方
CSSや各種Web APIといったプラットフォーム機能が早く届くのは制作側にとって歓迎できます。一方で検証の頻度は上がるため、私たちは公開前チェックをこれまで以上に習慣化する必要があります。更新の変化を避けたい企業クライアントには、Extended Stableへの固定を提案するのが現実的です。
元記事を読む ↗WebCloudflare
Cloudflare、9月15日からAIクローラーを3分類し既定動作を変更
Cloudflareは9月15日から、AIクローラーの通信を「検索」「エージェント」「学習」の3種類に分ける。既定では広告を表示するページで学習用とエージェント用のボットをブロックし、検索用は許可する。robots.txtのContent Signalsにuseパラメータを追加し、新規ドメインや無料プランの顧客に適用する(9月15日前にオプトアウト可能)。
解説
これは、サイト所有者がAIのアクセスを制御し、コンテンツの価値を守れるようにするCloudflareの取り組みの延長線上にある。クローラーの目的を区別する点が新しく、robots.txtでの意思表示はBotBaseを通じて遵守状況が報告される。宣言を無視したり全文を複製する認証済みボットは、認証ステータスを失う可能性がある。
HaLVisionの見方
サイト所有者は9月15日までに、AIの学習・エージェント用アクセスを許すか止めるかを判断しておくべきです。多くの中小企業にとっては、検索型のクロール(=見つけてもらう)は許可しつつ学習用は制限する、という設定が無難な出発点になります。まずは自社のCloudflare設定を確認することをお勧めします。
元記事を読む ↗AIDIGITIMES
DeepSeek、上海STAR市場での上場準備を進める—Flashモデルは値下げ
9月10日の報道によると、中国のAI企業DeepSeekが上海のSTAR市場での新規株式公開(IPO)に向けた準備を進めている。CITIC証券など複数の引受先を起用したと伝えられ、上場前の評価額は約5000億元(約745億ドル)とされる。同時に主力のFlashモデルのAPI価格を引き下げた。
解説
計算資源やモデル開発、研究者確保のための資金調達を狙う動きで、AI業界の資本獲得競争を映している。また、APIの継続的な値下げは、能力の高いモデルをより安く使えるようにする価格競争が続いていることを示している。上場や評価額の最終的な条件はまだ確定していない。
HaLVisionの見方
AIを使う側にとって実務的に重要なのは、DeepSeekのFlashに見られるAPIの値下げです。能力の高いモデルが安くなるほど、手頃な選択肢が広がります。私たちは特定のベンダーに固定せず、価格と性能の比較を常に最新に保ち、案件ごとに最適な組み合わせを選ぶ姿勢を続けます。
元記事を読む ↗AIReuters
Nvidia、豪州のデータセンター8社と最大2GWのAI基盤を構築へ
Nvidiaは9月10日、オーストラリアのデータセンター・クラウド企業8社(Firmus、Sharon AI、IREN、Megaport、ResetData、CDC、NEXTDC、AirTrunk)と提携し、2027年までに最大2ギガワットの「AIファクトリー」容量を構築すると発表した。これは豪州の現在の計算容量約1.6GWを倍増させる規模となる。
解説
各国が自国内にAI計算基盤を整える「ソブリンAI」の流れを示す動きで、NvidiaのDSXプラットフォームを軸に、物理設備から計算・ネットワーク・ソフトまでを統合する。データセンターと電力への需要が続いていることの表れでもある。
HaLVisionの見方
地域ごとの計算基盤の増強は、より低遅延で、データの所在(データレジデンシー)に配慮したAIが身近になることを意味します。データの国内保管が求められるクライアントには関係する話です。私たちは、ホスティング型AIの容量が今後も拡大していく兆しとして受け止めています。
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